TEL. 082-231-3621
広島県広島市中区舟入町2-20
お問い合わせ

防犯カメラの基礎知識

防犯カメラにつきまして、お客様からよくご質問いただく項目について解説します。

防犯カメラに方式の違いってあるの?

アナログ方式とデジタル方式があります。


映像を信号に変換する仕組みにアナログ方式とデジタル方式があります。(機器に互換性はありません)
カメラの信号線に、アナログ方式は同軸ケーブルを使い、デジタル方式(IPカメラとも言う)はLANケーブルを使います。
古くからあるアナログ方式は38万画素の信号しか出せず、十数年前から世に出たデジタル方式は100万画素等高画質の信号が出せたため、《デジタル=高画質》《アナログ=低画質》とされた時期もありました。
しかし、ここ4~5年で新しい技術(AHD、HD-TVI、HD-CVI)の開発で、アナログ方式でも高画質の信号が出せるようになったため、比較的に手ごろな価格であることもあり、一気にアナログ方式が盛り返してきています。
いまでは、どちらの方式も200万画素の高画質カメラが一般的になっています。

(一部例外もあります)

防犯カメラシステムはどんな機材で構成されるの?

防犯カメラシステムは基本的に下図のような構成になります。


①カメラ
映像を撮影し、信号に変換します。
設置する場所や用途に応じ、いろいろな種類があります。【詳細】

②ハードディスクレコーダー
システムの心臓部で、カメラから送られてくる映像信号を管理し記録します。
さまざまな機能があります。【詳細】

③電源ユニット
100V電源をDC12Vに変換し、カメラに電源を供給します。

④モニター
ハードディスクレコーダーが管理する映像を表示します。
PC用の横長液晶モニターを使用するのが一般的です。

⑤映像用ケーブル
カメラが撮影した映像信号をハードディスクレコーダーに届けます。

⑥電源ケーブル
電源ユニットからカメラに電源を届けます。
※映像ケーブルに電源も載せて供給する方式もあります。

防犯カメラにはどんな種類があるの?

一般的によく使われているのは、ボックスカメラ、ドームカメラ、バレットカメラです。
特殊な高機能カメラとして魚眼カメラ、PTZカメラといったものがあります。

<b>ボックスカメラ</b><br />
一番基本的なカメラで、室内で一般的に使われています。<br />
防犯カメラと広く認知されてる形ですから威嚇効果も抜群です。<br />
赤外線機能や防水機能は持っていません。
ボックスカメラ
一番基本的なカメラで、室内で一般的に使われています。
防犯カメラと広く認知されてる形ですから威嚇効果も抜群です。
赤外線機能や防水機能は持っていません。
<b>ドームカメラ</b><br />
ボックスカメラ同様、室内で一般的に使われています。<br />
ソフトなイメージで設置したい現場で広く使われています。<br />
近ごろは夜間でも映る赤外線機能を備えたものが増えてきました。
ドームカメラ
ボックスカメラ同様、室内で一般的に使われています。
ソフトなイメージで設置したい現場で広く使われています。
近ごろは夜間でも映る赤外線機能を備えたものが増えてきました。
<b>バレットカメラ</b><br />
夜間でも映る赤外線機能と防水機能を備えた屋外用のカメラですが、近ごろは屋内でも多く使われるようになり、ボックスカメラに取って代わりつつあります。
バレットカメラ
夜間でも映る赤外線機能と防水機能を備えた屋外用のカメラですが、近ごろは屋内でも多く使われるようになり、ボックスカメラに取って代わりつつあります。
<b>魚眼カメラ</b><br />
撮影したい場所の中央天井面に下向きに設置し、360°撮影することができます。 モニターに映すときは円形の魚眼画像を、180°のパノラマ2枚や、90°の画像四枚に変換して表示します。<br />
少ない台数で死角のない映像が撮れることから、店舗内やマンションの屋内駐車場等でよく使われています。
魚眼カメラ
撮影したい場所の中央天井面に下向きに設置し、360°撮影することができます。 モニターに映すときは円形の魚眼画像を、180°のパノラマ2枚や、90°の画像四枚に変換して表示します。
少ない台数で死角のない映像が撮れることから、店舗内やマンションの屋内駐車場等でよく使われています。
<b>PTZカメラ</b><br />
レコーダーからの操作で、カメラのレンズを電動で上下・左右に動かしたり、ズーム・ワイドにすることができます。
PTZカメラ
レコーダーからの操作で、カメラのレンズを電動で上下・左右に動かしたり、ズーム・ワイドにすることができます。

防犯カメラはどれくらいの範囲が写るの?

一般的な防犯カメラのレンズは焦点距離が2.8~12mmのものが多いです。
この場合、水平角度が最もワイドで100°程度、最もズームで32°程度になります。



ハードディスクレコーダーはどんなことができるの?

多くのカメラを集中管理し、映像を録画し、録画映像を検索再生し、映像をバックアップし、ネットワークにつながることができます

①多くのカメラを集中管理します
4台、8台、16台のカメラ入力ができる3種類の機種があります。
これら多くのカメラを一括管理し、一度に分割表示することができます。
 
②映像を録画します
入力された多くのカメラ映像を、内蔵したハードディスク(HDD)にデジタルデーターとして録画していきます。

③録画映像を検索再生します
HDDに保存された映像を過去に遡り検索し再生することができます。

④映像をバックアップします
記録に残したい映像が見つかった場合、必要な部分を抜き取って外部メディアにバックアップ保存することができます。(USBメモリーに保存するのが一般的です)

⑤ネットワークにつながることができます
ルーターに接続・設定することで、インターネット経由で外部のパソコン・スマフォ・タブレットからレコーダーにアクセスし、映像を確認することができます。

ハードディスクレコーダーはどれくらいの期間録画ができるの?

設置条件で大きく異なりますが、ジムテックでは最低1ヶ月は録画できるよう機器構成と設定を提案しています。

録画期間は、レコーダーに内蔵されたHDDの容量(2TBとか4TBとか)に対し、レコーダーにつながるカメラの台数と、そのカメラの画素数、画像圧縮方式、レコーダーでの録画品質・録画コマ数等で大きく変わってきます。
また、レコーダーのスケジュール録画設定(例えば営業時間中の10時~20時だけの録画)や、モーション録画設定(カメラの画面上に動きがあった時だけ録画)のような機能を使うこともできます。
お客様のご要望と現場の状況を勘案して、機器構成と設定を提案しています。

カメラの解像度によって画質はどう違う?

かつて主流だった38万画素、いま主流の200万画素、これから主流の500万画素、3種類の実際の画像を比較して確認ください。(画像クリックで拡大します)
38 万画素

200 万画素
200 万画素 

500 万画素